「ヒロシマの心を伝える会」活動の紹介

最終更新日:1999年10月10日

みなさんの参加をお待ちしています

「ヒロシマの心を伝える会(The Spirit of HIROSHIMA)」は代表の松原美代子をはじめとし、若い世代と被爆者が連携してインターネットを活用した被爆体験の継承活動を進めています。
 ホームページに「世界からのたより」「被爆者の証言」「碑巡り」「平和資料館」などを掲載、日本語と英語の両方に対応し、世界へ「ヒロシマ」を発信しています。具体的には、ホームページに海外からメールで寄せられる核兵器や平和問題などへの意見(「世界からのたより」)に対してこたえる、テレビ会議システムを使った「遠隔授業」、ホームページの「ヒロシマQ&A」などを通し、こどもたちの「平和学習」を支援する、被爆体験の収集を進める、ホームページをより魅力のあるものにする、などです。
 毎年夏にはアメリカ・シカゴやペンシルベニアから約30人の小・中学校の教師が広島を訪れます。彼らの目的は、直接広島を訪れ原爆や核問題について学ぶことです。私たちは受け入れ役として、広島での滞在予定などの調整をしています。
 このほかに、原爆資料館や平和記念公園の案内、被爆者による体験講話も行っています。多くの人びとにこのホームページを通し原爆や核問題について学んでいただき、広島の地に訪れていただくことが私たちの願いです。
 「核兵器廃絶」「恒久平和への願い」を世界の人びとに伝えることは容易ではありませんが、インターネットという新しいコミュニケーション手段を通して、世界に「ヒロシマの心」を訴えていきます

「伝える会」はまだまだ組織としては未熟です。松原美代子のもとに数人のボランティアが集まっている中で、それぞれができる範囲で「ヒロシマの心」を伝えるための勉強や活動をしています。メンバーは会社員、学生など若い人を中心に、被爆者の方が協力してくれています。月一度ミーティングを開き、食事会などでメンバーの親ぼくも図っています。
 被爆者は高齢化し、精神的にも肉体的にも活動するのが年々困難になっています。21世紀を核兵器のない平和な時代にするためにも、次代を担う若い人たちの参加を待っています。少しでも関心をもたれた方は、ぜひメールでご連絡ください。お待ちしています。

核実験への抗議

1998年のインドとパキスタンの地下核実験に対して、抗議文を送りました。

  • インドへの抗議文(1998年5月25日)
  • パキスタンへの抗議文(1998年5月31日)