
広島県の北西部、島根との県境に位置する北広島町(きたひろしまちょう)は、豊かな自然と「神楽(かぐら)」の文化で知られる山あいの町です。同じ読みの北広島市(北海道)と混同されがちですが、ここで紹介するのは広島県山県郡の北広島町。実は、西日本有数のそばの産地として知られるグルメの宝庫です。
この記事では、北広島町に行ったらぜひ味わいたい名物グルメと、立ち寄りやすいおすすめの食事処を整理して紹介します。広島市内から車でおよそ1時間と日帰りもしやすいエリアなので、ドライブやお出かけの参考にしてください。
- 北広島町の一番の名物は、栽培から手がける「そば」であること
- 道の駅「舞ロードIC千代田」は地産地消の食事と特産品がそろう拠点だということ
- 神楽門前湯治村ではジビエや郷土料理「神楽五色麺」が味わえること
- 広島市内から車で約1時間、ドライブとあわせて楽しめるエリアだということ
北広島町ってどんなところ?
北広島町は、2005年に千代田・大朝・芸北・豊平の4町が合併して誕生した町です。標高の高い高原地帯を含み、夏は涼しく冬は雪深い気候が、おいしいそばや高原野菜を育んでいます。伝統芸能の神楽が非常に盛んな「神楽の町」としても全国的に知られ、食と文化の両方を楽しめるのが大きな魅力です。
グルメの面で町を象徴するのが、なんといってもそば。冷涼な気候と昼夜の寒暖差が良質なそばを生み、栽培から製粉まで地元で手がける店も少なくありません。まずはこの名物そばから見ていきましょう。
名物グルメ① 西日本有数の「そば」
北広島町は、西日本でも有数のそばの産地です。地元産のそばを使った店が点在し、香り高い手打ちそばを味わえます。なかでも豊平地区は「豊平そば」として知られ、栽培から製粉、そば打ちまで一貫して楽しめる環境が整っています。
そばは店ごとに打ち方やつゆの味わいが異なるため、何軒か食べ比べてみるのもおすすめです。とくに新そばの時季は香りが格別で、シーズンを狙って訪れるそばファンも少なくありません。
名物グルメ② 道の駅「舞ロードIC千代田」
千代田地区にある道の駅 舞ロードIC千代田は、屋根に乗った大きな太鼓が目印の人気スポットです。観光案内所や産直市場に加え、地元の味を楽しめる食事処がそろい、ドライブの休憩や食事にぴったりの拠点になっています。
| 食事処・メニュー | 特徴 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| レストラン響 | 地元の肉・卵・野菜を使った地産地消のバイキング(昼) | バイキング料金 |
| きたひろラーメン | 軽食堂「きたひろ食堂」の名物ラーメン | 約580円 |
| 全部のせうどん | 具だくさんで満足感のある一杯 | 約550円 |
| 舞ロー丼 | ルーローハンをアレンジしたご当地丼 | 約550円 |
昼どきに人気なのが地産地消のバイキング「レストラン響」で、北広島町の風土を生かした料理が並びます。軽く済ませたいときは「きたひろ食堂」のラーメンやうどんが手頃です。価格はあくまで目安のため、最新のメニュー・料金は訪問前に確認しておくと安心です。
名物グルメ③ 神楽門前湯治村のジビエと郷土料理
「神楽の町」を体感できるのが、千代田地区の神楽門前湯治村です。温泉に浸かりながら、週末には伝統の夜神楽を鑑賞でき、食事でも北広島町ならではの味覚を堪能できます。
名物は、猪や鹿などのジビエ料理や、川の幸である天然の鮎・鱒。さらに、ここでしか味わえない郷土の麺料理「神楽五色麺」や、あっさりとした「縄文アイス」も人気です。山の恵みと文化を一度に楽しめる、北広島町の食を語るうえで外せないスポットといえます。
北広島町のおすすめグルメ早見表
ここまで紹介したお店とエリア、名物を一覧にまとめました。回るルートを考える際の参考にしてください。
| スポット | エリア | 名物・楽しみ方 |
|---|---|---|
| どんぐり庵(豊平どんぐり村) | 豊平 | 手打ちそば・そば打ち体験 |
| 八幡高原のそば店 | 芸北・八幡高原 | 珍しい「赤そば」 |
| 舞ロードIC千代田 | 千代田 | 地産地消バイキング・ご当地丼・産直市場 |
| 神楽門前湯治村 | 千代田 | ジビエ・神楽五色麺・温泉・夜神楽 |
アクセスと楽しみ方のコツ
北広島町は広島市内から中国自動車道を使って車で約1時間。エリアが千代田・大朝・芸北・豊平と広いため、車での移動を前提に、行きたいスポットを2〜3か所にしぼって回るのがおすすめです。高原エリアは冬季の積雪もあるので、季節に応じた装備も忘れずに。
市街地の観光とあわせて足を延ばしたい場合は、まず広島市内のおすすめ観光スポットを回ってから、翌日に北広島町まで自然とグルメを味わいに向かうプランも組みやすいでしょう。山あいならではの食を、ぜひ現地で体験してみてください。